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名古屋、南紀の旅


令和元年9月10日〜13日

1週間前兄弟姉妹で急に持ち上がった旅の話、
「ねえ、どっか行こうよ。」
博多駅から9:10のぞみ16号で出発、姉の待つ名古屋に12:30着。
6人揃ってまずは腹ごしらえ。



のぞみの中でずっと話題になっていた山本屋の味噌煮込みうどん。
太い固いうどんと赤みそ仕立ての汁、どうも美味しくない。筑後の柔らかい麺と透明なスープが口に合う。
うどんのアルデンテはちょっといただけません。




地下鉄で名古屋城へ。
東門より入る。暑さもぶっ飛ぶ本丸御殿の豪華絢爛さ。
青空に映える金シャチの美しさに圧倒される。


これでもか、これでもかと迫ってくる派手な伝統工芸のオンパレード。



さすが徳川家発祥の地だけあって、改修ぶりも大したものだ。
「はあーっ」、「へーっ」、「チョットこれ見てよ。」「すごい!」

“尾張名古屋は城で持つ。”
名古屋市の誇りを見せつけられた感がある。


 

あまりの暑さに悲鳴を上げそうになる。名古屋駅高島屋の地下、赤福で赤福入りかき氷を食べて満足する。
9月11日、南紀ワイドビュー3号で紀伊勝浦へ。
タクシーで熊野古道大門坂へ。あいにく小雨が降り出したが、タクシーの運転手の言う通り、すぐに止む。しっとり濡れた古道に水蒸気が上がり苔や木々の緑が一段と深みを増した。


那智山青岸渡寺、那智大社、那智の滝を見て回りホテルへ。
ゆっくり温泉に浸かって古道の石段を歩いた疲れをいやす。

ホテルのスタッフはほとんどベトナム人。優しい笑顔と上手な日本語で対応してくれる。
紀伊半島の先端も深刻な人手不足なのだ。

 
早朝、ホテルの計らいで勝浦漁港の朝市へ。近海物のマグロが並ぶ。
“紀松島遊覧”の船に乗る。
晴天に恵まれ、コバルトブルーの海と空、松に覆われた緑の小島。
強い日差しを忘れさせられるほど気持ちがよかった。


 

 
 広々とした圧巻のスポット“千畳敷”

浅い海の底にたまった砂や小石が、その後隆起して、波に削られてできた地形で、岩の形や色が面白く躍動感
にあふれている

 
 
 
 
 
 
ホテルの前に広がる白砂のビーチに沈む夕日が美しい。しかし雨雲が近づいていてあやしい空の色になっていく。

翌朝本格的に降り出した雨。
どんどん激しくなり、昨日通過した勝浦、串本間の電車が通行止めになってしまった。

予定していた南部梅干し館は休館日、駅からタクシーでみなべ梅振興館へ行く。

ひどい雨で電車の運行が狂ってしまって新大阪から予約していた16:20さくらにやっと間に合った。

なかなか6人揃うのは難しい。思い立ったら吉日、即行動に移る長男のおかげで今回も無事旅ができた。

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