南の楽園 八重山周遊

師走の5,6,7日、石垣島を拠点に八重山めぐりの旅をした。

南国とはいえ、日本、しかも12月。天気予報では23度と聞いてもピンとこない。

石垣空港に降り立ち、暖かい風に吹かれてやっと亜熱帯を実感する。

南をパイという。ぱいぬ島石垣。おーりとーり(いらっしゃいませ)。

日本ではなく、沖縄でもなく、ここは八重山なのだ。



超ハードスケジュールで廻ったはずなのになぜかゆったり気分の旅だった。たぶん

現地の人たちの笑顔と島全体に流れる空気のせいだろう。

 琉球王朝から課せられた厳しい人頭税、島民を半減させたマラリアのまん延、毎年

の台風、と受難続きの八重山諸島。三線の優しい音色の中に隠された悲しい音階を

感じてしまった。

フェリーで西表島の仲間港に上陸して遊覧ボートに乗る。
マングローブクルーズはエキサイティング。
 

  由布島には水牛車で海を渡っていく。浅瀬をゆったり水牛の歩調に揺られながら進む。
夕食は海風に吹かれてバルコニーで食べる。正面に三日月と金星が並んでため息が出そうな程ロマンチック。とても12月とは思えない。
オオゴマダラが肩先にとまっているのを撮影できなくて残念!

素朴な製法でできる黒砂糖はまじりっけのない優しい味

竹富島の民家には南国の花が咲き乱れ、観光用の水牛車から流れる三線の音色が聞こえる。
マングローブの密林に君臨するかのようなサキシマスオーの木。根がすごい!
由布島の動植物はのびやかでノンビリしている。
温かさを通り越して暑い。12月なのに…
浜辺では大人も子供も水遊びを楽しんでいる。
海を歩く水牛の馭者は三線と歌が自慢のおかあさん。
石垣料理の食堂の看板

どうです!この顔。誰かに似ているよう。


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